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タッチパネル式デジタルサイネージ導入によるメリット・デメリット、活用事例

作成:2022/10/22 更新:2024/03/19
タッチパネル式デジタルサイネージ導入によるメリット・デメリット、活用事例

最近では、外出先でデジタルサイネージを見かけることも珍しくなくなってきました。例えば、飲食店やアパレルの店頭にはスタンド型のデジタルサイネージがあり、商品やサービスを訴求する動画を流しています。大型のショッピングモールや郊外のホームセンターでは、店舗の入り口などに大型のデジタルサイネージがあり店舗内の案内を、量販店の商品棚には、小型のデジタルサイネージが買い物客に訴求を行っています。このような光景は、もはや当たり前のものになりました。いまやデジタルサイネージは、日常に溶け込んでいるといえるでしょう。
こちらの記事では、デジタルサイネージの中でも、利用者が自分で操作する、タッチパネル式のものに関して紹介していきます。タッチパネル式デジタルサイネージのメリットやデメリット、導入事例や導入に向いている業種の特長などを説明しているので、ぜひ参考にしてください。

タッチパネル式のデジタルサイネージとは

今、急速に設置が増えているデジタルサイネージの中で、目にする機会が増しているのがタッチパネル式のデジタルサイネージです。
通常のデジタルサイネージは設定された情報が流れ続け、見る人が自分で見たい内容を選ぶことはできません。しかし、タッチパネル式のデジタルサイネージは、文字通り利用者が、直接サイネージのディスプレイに表示された情報をタッチして、設定された内容を自分で選択できます。

タッチパネル式デジタルサイネージの特長

あまり意識をしていない方もいらっしゃるでしょうが、私たちは日常的にタッチパネル式のデジタルサイネージを利用しています。駅の切符券売機や銀行のATM、図書館や書店の検索機などなど…。誰しも一度は何かしらのタッチパネルのディスプレイに触れているのではないでしょうか。
タッチパネル式デジタルサイネージが普及した大きな理由は「直感的に操作できる」ことに尽きるでしょう。ディスプレイに表示されたボタンやアイコンにタッチして、自分の望むとおりに操作できるというのは、非常に分かりやすく、ストレスがかかりづらいことと思います。子供からご年配の方まで年齢を問わず使えるタッチパネル式のデジタルサイネージは、日常生活に最早必須と言えるでしょう。

タッチパネル式デジタルサイネージのメリット

タッチパネル式のデジタルサイネージを導入には以下のメリットが挙げられます。

①ユーザーが自分で欲しい情報を引き出せる

デジタルサイネージは動画や音声が流せるなど、これまでの広告よりも幅の広い表現ができます。しかし、デジタルサイネージに映し出される映像をユーザーが見るだけ、という点で紙のポスターや普通の看板と同じく一方的な発信であることは、変わりがありませんでした。
ですが、タッチパネル式のデジタルサイネージでは、ユーザーが自分で直接サイネージを操作して、欲しい情報にアクセスできるようになるのです。
例えば、アパレルショップや自動車のディーラーの店頭で、気になる商品の情報を知りたいと思っても、店員から直接話をされるのは遠慮したいと思う方は多いのではないでしょうか。一説によると、アパレルショップで服を買う際、20~60代の7割以上の方たちが店員から話しかけられたくないという結果が出たという話もあります。じっくり誰にも邪魔されずに商品を見たい、自分の知りたい商品以外の情報を勧められるのが面倒、無理に売りつけようとしているのではないかなど、店員さんには必要があれば自分で話しかけるから、必要以上に介入されたくない、という方は意外と多くいらっしゃるようです。
その様な時にタッチパネル式のデジタルサイネージが利用できれば、ユーザーはタッチパネルを自分で操作して、その商品の情報を自ら得ることができます。アパレルショップなら、おすすめのコーディネートや値段を見たり、自動車のディーラーなら予算やオプション、ローンの例を見たりなどを、ストレスなく知り得ることができたら。ユーザーの購買に関する納得感は上がり、顧客満足度の向上にもつながることでしょう。

②コストの削減

ホテルやショッピングモールでの施設案内などでも、タッチパネル式のデジタルサイネージが活用される場面が増えています。今までは職員や店員が行っていた説明や案内を、タッチパネル式のデジタルサイネージを導入することで、代わりに施設の案内や商品説明を担わせることができ、スタッフの手間やストレス、人員削減のお手伝いができます。
今まではユーザー1人に対して1人のスタッフが説明を行っていたのが、ユーザーが自身で知りたい情報をタッチパネル式のデジタルサイネージから引き出す事になれば、その分スタッフは別の仕事に携われるのです。
昨今、サービス業における人材不足は、大きな課題となっています。そのため、不足する人材を補うべく、従来よりも給与を上げて人員獲得をおこなう企業もありましたが、状況次第で難しくなるケースも多々あるため、別の方策が必要とされました。
タッチパネル式のデジタルサイネージならば、実際の人間が対応していたような場面でも、ユーザーに対して適切な情報の提示が可能になりますし、不足した人員の代替を務めながらユーザーの利便性向上にも貢献できることでしょう。また、業務効率化に繋がり、経営コストの削減にもつながります。

③データの蓄積によりユーザーの行動分析ができる

タッチパネル式のデジタルサイネージならば、ユーザーが「どの商品を調べたか」などの情報を得られるようになります。
小売店などでは顧客情報の収集を、POSレジ(お客さまと金銭のやりとりをした時点での販売情報を管理するシステムが搭載されたレジ)などでの会計の時に行ったりしていましたが、デジタルサイネージではユーザーが何を選んだかを把握するのは難しい状態でした。ですが、タッチパネル式のデジタルサイネージならば、押されたタッチボタンの情報を蓄積できるため、それを分析することにより、ユーザーに人気の高い商品や欲しい情報は何かを把握する手掛かりにできるのです。
近年ではさまざまな種類のデータの活用が、重要視されるようになりました。タッチパネルで蓄積された、ユーザーが必要とする情報を得られることは、企業や店舗にとって大きなメリットとなることでしょう。

タッチパネル式のデメリット

タッチパネル式のデジタルサイネージ導入においての懸念点は、デジタルやIT機器の操作が苦手なユーザーに敬遠される可能性があるということです。
パソコンやスマートフォン、銀行のATMでの操作が一般的になったといっても、デジタル機器が好きではないユーザーの中には、「普段触り慣れていない形」の機器であるタッチパネル式のデジタルサイネージを操作することに「難しそう」と先入観を持ってしまう方もいらっしゃることでしょう。そのような方々は、店頭で操作を求められたりすると、難しいものを人前で操作して、覚束ないところを人に見られるのは恥ずかしい、そんな面倒なことをするくらいならばと、入店をやめてしまう可能性があります。そのため、タッチパネル式のデジタルサイネージを導入する場合には、機器の操作が苦手な人向けの手順説明を準備したり、顧客対応スタッフの削減にあたっても、全員を外すのではなく少数は残すなどの対応も考慮しておくことをオススメします。

タッチパネル式デジタルサイネージを設置する際の注意点とは?

タッチパネル式デジタルサイネージの導入の決定と設置を考えるのは、それだけでひと仕事ですよね。タッチパネル式デジタルサイネージは、ただ設置するだけでは期待する効果も上がりません。ここでは設置する際の注意点について具体的に解説します。

適切な設置場所かどうか

タッチパネル式デジタルサイネージの設置場所は、利用者が情報を必要とし、活用しやすいところを選ばなければなりません。
例えば各種窓口などの案内業務の周辺は、設置場所として適しています。なぜなら利用者一人ひとりにそれぞれのニーズがあり、その回答や選択肢がタッチパネル式デジタルサイネージを活用することによって明確になるからです。
また、外国人の対応など、多言語対応が求められる場所なども、タッチにより言語を切り替えることなどができるため、適していると言えます。
看板やポスターなど、店舗などに設置されていた従来の広告は、多くが壁側に設置されていました。それらに置き換わる通常のデジタルサイネージは、それに準ずる置き方としている所も多いでしょう。しかし、タッチパネル式デジタルサイネージの場合は利用者の動線上、例えば幅広な通路の中心や分岐点などに設置しておくなどが、お勧めの設置場所になります。設置場所の広さなどにもよりますが、視認性が高まり、利用機会が増えるため、タッチパネル式デジタルサイネージによる効果も高まることでしょう。

設置目的を明確化する

タッチパネル式デジタルサイネージは「どのような情報やサービスを利用者に提供するのか?」「設置によってどのような問題をクリアにしたいのか?」など、導入・設置にあたり事前に目的を明確化する必要があります。目的をハッキリさせずに「目立つから」「面白そうだから」といったような理由で設置してしまうと、タッチパネル式デジタルサイネージが本来持つメリットが活かされず、ただのオブジェになりかねません。
タッチパネル式デジタルサイネージで提供する情報は、設置する業種や場所によってもさまざまであるため、自社に合った目的や、適切な使用が可能となるよう、よく考えた上で導入しましょう。

管理・運営体制やメンテナンスは万全か

タッチパネル式デジタルサイネージを導入する際、実際に設置する前に管理・運営をどのように行っていくか、またメンテナンスはいつ誰がどのように行うかなど、体制やルールを決めておくことも重要です。
設置はできたとしても、管理・運営の体制が決まっておらず、メンテナンスを怠ったことで突然故障し、使用できなくなってしまうと、利用者に迷惑をかけることになり、クレームやトラブルの原因になる恐れがあります。
また、気をつけておきたいのが、ディスプレイの清掃です。タッチパネル式デジタルサイネージは、利用者の手あかなどのほか、埃や水垢などの汚れが付きやすいためです。画面が見えづらいと操作しにくい上、汚い画面を触るとなれば、利用者も使用を躊躇してしまいます。そのためきれいな状態で保つことも大事です。

タッチパネル式デジタルサイネージで重要なこと

タッチパネル式デジタルサイネージは屋内でも屋外でもさまざまな人が利用するため、操作性が重要になります。ここではそれについて解説します。

簡単でわかりやすい操作が重要

スマートフォンやタブレットなど、現在ではタッチパネルが一般にも使われ浸透しています。そのためタッチパネル式デジタルサイネージを操作することに抵抗感を持つ人は、そう多くはいないでしょう。しかし、せっかく利用しても欲しい回答や、必要な選択肢が得られなかったり、答えとして出た表示がわかりづらかったり、操作が複雑だと利用者にとってストレスになり、場合によっては設置する企業や店舗の顧客満足度低下につながりかねません。
そのため、設置場所でタッチパネル式デジタルサイネージを操作しようと思う利用者はどのような情報がほしいのか、どうしたらわかりやすく操作しやすいか、利用者に対して「このくらいならわかるだろう」などと思わず、第三者視点で考える必要があります。

「タッチパネル」であることの操作性を意識する

タッチパネル式デジタルサイネージはキーボードで文字入力(タイピング)をする必要はありません。画面上のボタンに触れて文字入力や項目を選択するだけでいいのです。設置場所によってはたくさんの利用者がこのタッチパネルに触れる場合もあり、画面が手あか、皮脂などで汚れてしまうこともあります。そして汚れがひどい場合はタッチパネルの検知精度も低下してしまいます。このような状態が続くと、ボタンに触れたのに画面が切り替わらない、あるいは誤った画面に遷移する、項目選択できないなどの不具合が生じてしまい、利用者にストレスを与えてしまうことになります。
また、タッチパネルの位置が高すぎる、あるいは低すぎるといった場合、誰しもが簡単に利用できない状態になりかねないため、利用者の身長・年齢などを意識し、タッチパネルを操作しやすいようにする工夫が必要でしょう。人が使うものだからこそ、人の事を考えて設置し、運用することが大事なのです。

タッチパネル式サイネージ導入事例

それでは、ここからは実際にタッチパネル式のデジタルサイネージが活用されている事例を紹介していきましょう。

①ホテルや空港での観光案内

地方での宿泊施設、観光施設、空港などではタッチパネル式のデジタルサイネージの導入が広く進んでいます。
インバウンド事業が推進されて久しい今日、訪日外国人観光客も安心して利用できるように、多言語対応のデジタルサイネージもさまざまな場所で見かけるようになりました。実際に外国人のユーザーが自国の言語を選択して、その土地の観光情報やホテルや空港施設の案内にアクセスし、自分の欲しい情報を得るために活用しています。日本語を話せない訪日外国人は少なく無いため、言語を切り替え表示できるタッチパネル式のデジタルサイネージは利便性が高く喜ばれています。当社のadmint SIGNAGEのタッチコンテンツ対応機能も、多言語コンテンツの表示ができますので、よろしければお問い合わせください。

②ショッピングモールでの館内案内

入館しているテナント数も毎日の来客数も多い大型のショッピングモールやホームセンターで、出入口付近にタッチパネル式のデジタルサイネージを設置しているケースが増えています。
来店したお客さまとのファーストコンタクトとして、フロア案内やショップ情報、館内イベントの案内ほか、営業時間や休館日をユーザー自身で確認できるようにと活用されています。老若男女、さまざまな属性の人に向けて情報を提示するショッピングモールでは、誰にでも分かりやすい情報の発信が求められます。タッチパネル式のデジタルサイネージであれば操作が直感的で簡単なので、誰でも使うことができることでしょう。

③不動産の物件検索システム

多数の物件を取り扱っている不動産会社でも、タッチパネル式のデジタルサイネージが活用され始めています。
街中にある不動産会社の物件紹介店舗では、来店したお客さまのご要望をスタッフが伺い、ご希望条件に見合った物件を紹介するというのが一般的な流れでした。ですが。店外や入り口などにタッチパネル式のデジタルサイネージを設置することで、お客さまがご自身で、自発的にご希望の条件に合った物件情報を見つけることが可能になります。
不動産での物件案内は、お客さまお一人につき、要する時間は比較的長めです。そのため、混雑している時などは特に、お客さまがお待ちの間にタッチパネル式のデジタルサイネージで物件の目星をつけ、スタッフが応対する時には、物件を探すところからではなく、お客さまの選んだ物件の説明から話に入るという流れが常態化すると、工程の省略可が可能となり、業務効率化のお手伝いに大いに役立つようです。また、待ち時間のストレス緩和という点でも、効果が期待できます。

タッチパネル式デジタルサイネージの導入を検討しているなら

当社のクラウド型デジタルサイネージサービスadmint SIGNAGEはシンプルで直感的な操作が特長です。タッチパネル対応のコンテンツ作成やコンテンツの入れ替えも簡単に行えます。
admint SIGNAGEは、自動車ディーラー、ホームセンター、大学などの教育機関ほか、幅広い業種や利用シーンに利用されています。これらのほかにも、企業の顧客対応目的での利用だけではなく、情報共有や社内研修などさまざまな目的でも活用され、現在では累計利用台数15,000台を超えています。
タッチパネル対応のコンテンツを設定する際も、タッチできる範囲をマウス操作でカンタンに指定でき、実際にタッチした場合の動きをWebブラウザで確認できるプレビュー機能も備わっているため、安心して設定が行えます。
admint SIGNAGEは、多くの企業様に導入していただいている実績もあり、機能も豊富。タッチパネル式のデジタルサイネージを導入をご検討中なら、まずは気軽にお問合せください。

まとめ

今回はタッチパネル式のデジタルサイネージに関してご紹介しました。タッチパネル式であれば、従来のデジタルサイネージ以上にユーザーの利便性の向上が期待できることでしょう。今後、更に市場拡大が予想されるタッチパネル式サイネージ。導入を検討されている方は、ぜひ、この記事を参考にしてみてください。

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