【早見表】デジタルサイネージの電気代|8時間稼働で徹底比較した結果
2025/10/3

サイネージの電気代は、機器の選び方と運用の仕方で大きく変わります。本記事では液晶ディスプレイとLEDビジョンとの違い、サイズ・設置環境・輝度が与える影響などに加え、8時間稼働を前提にした早見表で目安の電気代をご案内します。
すぐに実践できる節電のコツも紹介しますので、導入前の見積もりや運用見直しにお役立てください。
デジタルサイネージの電気代に影響する4つの要因を押さえると、後々どこから見直せばよいかも明確になります。ディスプレイの種類や輝度などによる違いを具体例とあわせて解説します。
液晶ディスプレイはバックライトの光量で電力が上下します。55インチ級の業務用モデルであれば、通常時の消費電力はおおむね100〜120W前後が目安です。
一方、LEDビジョンは「面積×明るさ×映像の明るさ(白の面積)」で電力が変わります。屋内用であれば、運用時はおおむね280〜480W/㎡程度、白が多く非常に明るい映像や高輝度設定では600W/㎡以上になることもあります。
つまり、液晶ディスプレイは「輝度」、LEDビジョンは「面積と映像設計」が電気代の効きどころになります。
同じシリーズなら、画面が大きいほど消費電力は上がりやすいです。例えば、10インチの棚置き端末は約18W、32インチは約45〜55W、55インチは約105〜120Wがひとつの目安になります。解像度自体は電力への影響が小さく、同サイズなら解像度よりも明るさ設定のほうが電気代に効くと覚えておくと運用判断がしやすくなります。
明るい環境ほど高輝度が必要になり、電気代が増えます。店内通路など照明が安定している屋内は中輝度で十分なことが多い一方、ショーウィンドウや屋外では日射や反射が強く、昼間はどうしても輝度を引き上げます。夜間は周囲が暗くなるため、しっかり減光すれば目にやさしく、電気代も抑えられます。
輝度を上げるほど、ほぼ比例して消費電力が増えます。例えば55インチ液晶で通常120Wとすると、輝度80%で約96W、50%で約60Wになります。LEDでも同様で、日中は高め・夕方以降は下げるといった段階制御がそのまま節電効果になります。天候や人流に合わせた自動調整が使えると、運用の手間なくムダを削減できます。
電気代の計算は「電気代(円)= 消費電力(W)× 稼働時間(h)÷1000 × 電気料金(円/kWh)」です。
以下は「電気料金30円/kWh・1日8時間稼働」の目安としてご覧ください(サイネージの機種や設置条件により変動します)。
| サイズ | 消費電力の目安 | 1日の電気代(8h) | 1か月(30日) |
|---|---|---|---|
| 10インチ | 約18W | 約4.3円 | 約129円 |
| 32インチ | 約45〜55W | 約10.8〜13.2円 | 約324〜396円 |
| 55インチ | 約105〜120W | 約25.2〜28.8円 | 約756〜864円 |
運用の現場では、例えばメニュー表示や価格表は32インチ、アイキャッチは55インチのように役割分担をすると、視認性と電気代のバランスを取りやすくなります。
同じ機器でも、輝度しだいで電気代は大きく変わります。比較しやすい基準例を示します。
【液晶55インチ(基準120W)】
輝度100%:120W → 約28.8円/日
輝度80%:96W → 約23.0円/日
輝度50%:60W → 約14.4円/日
【屋内LED 1㎡(基準600W)】
輝度100%:600W → 約144円/日
輝度60%:360W → 約86.4円/日
輝度30%:180W → 約43.2円/日
LEDは白や明るい面が多い映像ほど電力が増える傾向があります。暗めの背景に白文字やカラーの差し色を使うと、視認性を保ちながら平均輝度を下げやすく、結果として電気代の抑制につながります。
| 条件 | 消費電力の目安 | 1日の電気代(8h) | 面積が2㎡のとき |
|---|---|---|---|
| 屋内LED(通常運用) | 約280〜480W/㎡ | 約67〜115円/㎡ | 約134〜230円/日 |
| 屋内LED(高輝度・白面多め) | 約600〜800W/㎡ | 約144〜192円/㎡ | 約288〜384円/日 |
LEDは面積に比例して電気代が伸びます。夜間に50%まで減光するだけでも、月あたりで見ると数千円単位の削減になるケースは珍しくありません。
サイネージ運用コストの全体像を把握すると、最適化の打ち手が見えやすくなります。ここからは電気代以外の主な費用と、抑えどころをご紹介します。
季節販促や価格改定、キャンペーン入れ替えなど、更新頻度が高いほど電気代は増えます。ベースデザインをテンプレート化し、文言や画像だけ差し替える運用にすると、制作時間と費用を大きく抑えられます。
クラウド型の配信管理(CMS)は、端末数や容量に応じて月額利用料が発生します。スケジュール配信や端末監視、再生ログがあると「消し忘れ」「表示漏れ」を防げますので、結果的に電気代と機会損失の両面でムダが減ります。
サイネージを運用するにあたり、定期清掃や点検、ファン・フィルタ交換、故障時の対応などが発生します。屋外筐体や高輝度モデルは熱やホコリの影響を受けやすいため、年次点検を計画化しておくと安心です。
デジタルサイネージのさらに詳しい導入費用等についてはこちらをご覧ください。
→【最新】デジタルサイネージの価格|導入費用や相場を事前確認
また、デジタルサイネージ導入の流れについては、こちらの記事を参考にご確認ください。
→デジタルサイネージ配信システムを徹底解説!お勧めのサイネージ配信システムは?
サイネージ導入後すぐに活用できる電気代節約術をご紹介します。小さな工夫の積み重ねが、年間では大きな差になります。
開店10分前に自動ON、閉店5分後に自動OFFなど、運用時間をきちんと決めておくとつけっぱなしを防げます。定休日は自動でOFFにし、季節ごとの営業時間変更にもスケジュールを連動させると、現場の手間も減らせます。
周囲の明るさに合わせて自動で増減光する設定にしておくと、常に必要十分な明るさを保ちながら節電できます。ガラス面のショーウィンドウなら晴天時は高め、曇天は中程度、夜間は低めと3段階の基本カーブを作ると運用が安定します。
同じサイズでも、通常(typical)消費電力に差があります。例えば、55インチで120Wの機種から105Wの機種へ置き換えると、1台あたり約15Wの削減です。8時間×30日×30円/kWhで計算すると月約108円、10台なら月約1,000円以上の差になります。
LEDは白が広い映像ほど電力が増えやすい傾向があります。背景を暗めにし、白文字や発色の良いアクセントを使うと平均輝度を下げられます。動画は動きの大きい白面を避け、静止画を併用すると視認性と省エネの両立がしやすくなります。
同サイズ・同じ8時間稼働で比べると、業務用サイネージ(例:55インチで約120W)は、家庭用テレビ(例:55インチで約90W)よりもやや電気代が高くなる場合があります。ただし、サイネージは長時間運用・高輝度・縦設置・遠隔管理など、商用環境を想定した設計と保証が整っています。家庭用テレビを店舗で使うと、焼き付きや保証外、運用の手間といったデメリットが増えがちです。
→ デジタルサイネージ用モニターとテレビ用モニターの違い【7選】代用の可不可も要確認
admint SIGNAGEは、クラウド配信で多拠点をまとめて管理できます。スケジュール配信や端末の状態監視、テンプレート配信に対応しており、消し忘れを防ぎながら運用の手間を減らせます。機器選定から設置、保守までワンストップでサポートしますので、初めての導入でも安心です。
サイネージの電気代は「種類・サイズ・設置環境・輝度」で決まります。まずは自社の電気料金(円/kWh)と稼働時間、機種の消費電力を確認し、本記事の計算式に当てはめて概算してみてください。
続いて、スケジュール管理と自動輝度を組み合わせ、コンテンツの平均輝度を見直すと、見やすさを保ちながらムリなく省エネが進みます。
小さな改善を積み上げ、費用対効果の高い運用を実現していきましょう。
admint SIGNAGEでは、お問い合わせいただいたお客さまの設置地域・用途に合った代理店を紹介すると同時に個別にお見積もりをお送りしております。こちらのお問い合わせフォームより価格についてお問い合わせください。
弊社のデジタルサイネージ配信システムの機能や導入事例等はWebサイト上に掲載していますが、詳細な資料は別途用意してございます。資料の送付をご希望のお客さまは、お問い合わせフォームより資料をご請求ください。
お客さまの業種・業態ごとにおすすめの配信コンテンツや設置場所についてサイネージの利用シーンページにて解説しています。お問い合わせフォームより詳細をお伺いできれば、よりお客さまのビジネスにあったコンテンツのご提案、ご希望の場合コンテンツの制作も弊社で対応可能です。
2025/10/3