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デジタルサイネージ用コンテンツの種類と作成方法

作成:2021/4/2 更新:2025/01/23
デジタルサイネージ用コンテンツの種類と作成方法

現在、デジタルサイネージはさまざまな業種で、広告、案内表示、情報共有などを目的に導入されています。従来のポスターやチラシなどの掲示物に比べると、デジタルサイネージは動画や音声を用いる事ができ、視覚的にも聴覚的にも訴求効果が高く、今後も多岐にわたって導入が進んでいく事が予想されます。そんなデジタルサイネージが、より効果を高めるためには視聴するユーザーに適したコンテンツ作りが不可欠です。

では、効果を高めるコンテンツとはどのようなものでしょうか

デジタルサイネージの導入を検討されている方や、導入はしたものの、どんなコンテンツを配信するか、より目を引くためにはどうすれば良いかと悩んでいる担当者の方へ向けて、ここではデジタルサイネージコンテンツの種類や作成方法を紹介いたします。

デジタルサイネージで表示するコンテンツの種類

一般的にデジタルサイネージにおけるコンテンツとは、サイネージに表示する映像(静止画・動画)のことを指します。高輝度で夜でも視認性の高い表示が可能なディスプレイに映し出される映像は、デジタルサイネージの最大の強みといって良いでしょう。

また、デジタルサイネージは紙媒体で発生する日焼けや色落ちが無いこと。また、ポスターを張り替える手間が比較的少なくすむこと、ポスターよりも頻繁に内容を変更することが可能という点でも有用です。

ポスターを張り替える手間にかわり、デジタルサイネージでは操作する端末への変更指示作業が必要ですが、当社のadmint SIGNAGEのようなクラウド配信型のデジタルサイネージサービスの場合は、※現場にいなくても遠隔操作で短時間に変更ができる点、異なる場所に配されたデジタルサイネージであっても一度に全ての配信スケジュールを変更できる点などは大きなメリットでしょう。

そのようなデジタルサイネージにおけるコンテンツの種類を見ていきましょう。
※スタンドアローン利用時を除く

静止画コンテンツ

デジタルサイネージが普及する以前の広告や案内表示はポスターや看板が一般的でした。デジタルサイネージにおける静止画のコンテンツとは、ポスターのような1枚の画像をディスプレイに映し出すイメージです。長期間にわたって同一の内容を打ち出すことで、たくさんの文字を表示してじっくり読んでほしい場合に向いています。

静止画コンテンツは、低コストでの制作が可能である点も大きなメリットといえるでしょう。

静止画コンテンツのメリット

● 低コストでの作成が可能
● 伝えたい要素(文字情報など)が多い場合に向いている

動画コンテンツ(スライドショー含む)

デジタルサイネージにおいて訴求力が高いコンテンツは、やはり動画です。一般的に、静止画よりも動画の方が認知力は1.7倍にもなるといわれています。

動画は、画とそれに付随する動きや演出などにも多分に意味を含みます。例えば「晴れた空の映像から画面が下がって、家が映る」映像があったとします。観る人は、たったそれだけの映像で、その空から朝・昼・夕・夜などの時間設定を読み取り、晴れ・曇り・雨・雪などの天候で雰囲気や季節感を、また「家」に対してこれから物語が進む「舞台」を認識します。

映像はそれらを僅か数秒で発信するのです。

そのため、1分間の動画には、文字で180万語、ウェブページ3,600ページ相当の情報量を含むことができます。動画は膨大な情報を伝えるのに適したコンテンツといえます。

動画コンテンツ(音声あり)

更に訴求力を高めるのであれば、コンテンツに音声を付けるのがオススメです。ナレーション、効果音やBGMなどの音が追加されることによって、より人を惹きつける効果の高い映像となり、サイネージ付近の人からの注目を集めることが可能です。

ナレーションは見る人の理解力を早めると同時に深め、効果音は映像に緩急を付けたり、注目を集めやすくしたりして認知力や場面効果をより際立たせ、BGMは映像を見る人の情感を高める手伝いをしてくれます。

デジタルサイネージは電子看板。映像のみだと「デジタルサイネージが見える人」、目によって視認される範囲にのみ影響を及ぼします。しかし、音声はデジタルサイネージが見えていない人の元にも届きます。

そのため、「デジタルサイネージが見えていない人」にも音声による情報の訴求や興味を惹くことができ、音源の場所に「デジタルサイネージがある」もしくは「訴求される物がある」と認識を促せるのです。

ただし、設置場所によってはスピーカーが設置されていない場合や音量を抑えられてしまうこともあるため、事前の確認が必要でしょう。

動画のメリット

● イメージなど文字だけで伝えにくい情報を、的確に伝えられる
● 動きが付くことで認知性が静止画よりも高い
● 音声の利用が可能

デジタルサイネージコンテンツの作成方法

デジタルサイネージのコンテンツを配信する場合に、コンテンツを作成する方法はいくつかあります。

ここでは、デジタルサイネージのコンテンツの作成方法を紹介します。

自社で作成する場合

静止画が切り替わるスライドショーのコンテンツを作成するなら、Microsoft PowerPoint®などを利用して作るのがいいでしょう。PowerPoint®であれば普段から使用している方も多いのではないでしょうか。

グラフィックソフトはAdobe® Photoshop®やAdobe® Illustrator®などがあると、写真の画像の修整、色調補正、レイアウト、デザインをしてより良い素材が準備できます。PowerPoint®での編集はアニメーションの種類は限られていますが、サイズの設定やデジタルサイネージに適したファイルデータの出力が簡単にでき、操作もシンプルなので、1枚画が切り替わるコンテンツであれば自作しやすいです。

一方、複雑な動きをつけた動画コンテンツを作成する場合には、Adobe® Premiere Pro®やAdobe® After Effects®、Final Cut Proといった動画編集ソフトが必要になりますが、専門性が高く、簡単に自作できるとはいえません。予算を抑えたい場合は、PowerPoint®を用いて自社で制作することをおすすめします。

自社制作できるコンテンツ作成機能

当社が提供しているadmint SIGNAGEでは、コンテンツ作成機能も搭載しています。デジタルサイネージで放映するためのコンテンツは、Webブラウザ上で簡単なマウス操作で作成可能です。

PowerPoint®を使える方なら、作成した動画や静止画はアップロードして、デジタルサイネージのコンテンツとして利用可能であるため、admint SIGNAGEで完結させることもできます。

1つのサービスで、コンテンツ作成から配信まで一貫してできる点は大きなメリットといえるでしょう。

パブリックコンテンツを使用する場合

2つ目がパブリックコンテンツを使用する場合です。

パブリックコンテンツは、外部のコンテンツプロバイダーや導入するデジタルサイネージを管理する企業がすでに作成しているパッケージ型のコンテンツを利用して配信する形になります。

例えば、当社で提供しているadmint SIGNAGEでは、パブリックコンテンツ配信機能を使用することができます。パブリックコンテンツ配信の中には、気象情報を無料で使用できる「admint WEATHER」機能で全国天気やブロック天気、そして熱中症予防情報の配信が可能です。

他にもNHKの動画ニュースを配信する機能や静止画でのニュース配信により、有用なコンテンツを提供し、顧客満足度の向上に繋げることもできます。

外注で作成する場合

3つ目は外注で依頼して作成する場合です。自社内にデザイナーや動画編集者がいれば専用ソフトを用いてデジタルサイネージの動画コンテンツを作ることもできますが、そうでない場合はクオリティが高いコンテンツを作ることは難しいでしょう。クオリティが低いコンテンツは、企業や店舗のマイナスイメージに繋がってしまう可能性もあります

そのため、高品質なコンテンツを作りたい場合、制作会社に発注することをおすすめします。

制作会社への依頼はコストがかかりますが、高品質で効果的な映像コンテンツの作成が可能になります。情報発信や広告効果を最大限に発揮するためには外注が基本になるでしょう。

デジタルサイネージコンテンツ作成のポイント

デジタルサイネージのコンテンツを作成する場合、いくつかポイントがあります。ここではデジタルサイネージコンテンツを作成する際のポイントを3つ紹介します。

コンテンツの主題を明確にする

最初に決めるべきは、コンテンツの主題を明確にすることです。基本的に1つのコンテンツで伝えたいことは1つです。

そのため、『誰』に『どこ』で『何を訴求したいか』を決めなければなりません。

例えば、飲食店であれば、店頭に設置して通行する人へPRをして店舗誘引を行い、来店客数のアップや売上向上につなげることが多いです。自慢の料理の画像を並べて美味しそうな料理のイメージでアピールすることもあれば、期間限定の割引料金を打ち出して集客する事もあります。

また、こだわりの自然素材を使っている場合はそれをアピールするコンテンツも集客のお手伝いをするでしょう。しかし、1つのコンテンツの中に全てを盛り込むのは長尺となり、顧客には伝わりにくくなります。お店の前を通りすがる人がデジタルサイネージを目にする秒数は、長くても5~10秒の短時間です。短い時間で通りすがる人にお店に足を運んでもらうには、ターゲット(年齢・性別・客単価)、デジタルサイネージを置く場所(目線の位置や、アピールの範囲)、お店の一番のアピールポイントを明確にする必要があります。

これらが明確である映像を作ることで、高い集客効果を得ることができます。自社や店舗の業種で、何を主題としてコンテンツを放映するのかを明確にしましょう。

映像の種類の確定

映像コンテンツの種類も大事な要素です。静止画か動画コンテンツを流すのか、音声やBGMなどを決めます。コンテンツの尺(長さ)や作成工数に応じて、映像コンテンツは内容やコスト、制作期間も変わりますので、予算や日程を考えて検討するといいでしょう。

発信する情報の内容が多い場合は、コンテンツをシリーズ物として分割したり、情報を複数に分けて発信したりすることで、コンテンツを作成する回数が増える一方で、伝わりやすくなるメリットもあるため、配信の予定や予算をしっかり考えて決めましょう。

コンテンツ素材の準備

デジタルサイネージに表示させるコンテンツの『素材』の準備も重要です。写真やデザインされたPNGやJPEG形式のグラフィックデータ、撮影物を使用する場合は編集済みのMP4形式などの動画ファイルが必要になります。

デジタルサイネージのコンテンツには質の高い素材を用意することが重要です。静止画でも解像度が低く粗いデータでは、仕上がりが悪くなってしまい、集客効果にも影響するでしょう。

デジタルサイネージコンテンツの例

デジタルサイネージのコンテンツは様々な場面で活用されています。ここでは、デジタルサイネージのコンテンツが活用されている事例を3つ紹介します。

大型LEDビジョン活用事例【Hisaya-odori Parkのメディアヒロバ】

名古屋市の久屋大通公園にある公園と店舗が一体化した「Hisaya-odori Park」のメディア広場では、当社のデジタルサイネージadmint SIGNAGEを採用した大型LEDビジョンが設置されています。

ここでは、メーテレニュースをはじめとした地域情報や企業広告コンテンツの配信を行っています。

大型LEDビジョン活用事例 | クラウド型デジタルサイネージサービスのデジタルクルーズ

電子POP活用事例【株式会社あらた】

次の活用事例は、卸売業大手の株式会社あらた様で、電子POPとして当社のデジタルサイネージadmint SIGNAGEを使用している事例です。

多くの商品が陳列されている中で、購買を促したい商品を目立たせるために、商品の特長やメリットを訴求する「見てわかる」「説明できる」商品紹介動画を放映しています。また、admint SIGNAGEでは、季節ごとのプロモーションやキャンペーンに合わせたコンテンツの変更をすることで、大きな販促効果を実現しています。

電子POP導入事例【あらた様導入事例】 | クラウド型デジタルサイネージサービスのデジタルクルーズ

コワーキングスペースの大型ディスプレイ活用事例【KicSpace】

最後の活用事例は、きらぼしコンサルティング様が受託運営しているコワーキングスペース「KicSpace」の事例です。

普段はセミナーでのプレゼンテーション等に利用するために設置している大型ディスプレイに当社のデジタルサイネージadmint SIGNAGEを活用しています。

大型ディスプレイには、イベントのお知らせの他、東京都からのお知らせ、無料で使用できるデジタルサイネージ用気象コンテンツ(admint WEATHER)などネットワークを通じてタイムリーな情報発信ができるようになったため、活用している会員企業の交流促進や満足度向上に繋がっています

コワーキングスペースでの活用事例【きらぼしコンサルティング様が受託運営する「KicSpace」への導入事例】 | クラウド型デジタルサイネージサービスのデジタルクルーズ

デジタルサイネージコンテンツ制作の相談は【admint SIGNAGE】

ここまでデジタルサイネージのコンテンツの種類と作成方法について紹介してきました。

静止画、動画を映し出すデジタルサイネージは、訴求力の高さが一番の強みです。

特に、視認性が高く、多くの情報を伝えられる動画コンテンツは、情報提供、広告宣伝においても効果的です。その効果をより高めるのが、コンテンツの内容と品質を担保することで、広告や情報提供としての効果を高めることができます。

ぜひ、本記事で紹介している作成のポイントをおさえた上で、自社の業種やターゲットを明確にして、効果的なデジタルサイネージの導入と運用を行ってください。

当社デジタルクルーズでは、ネットワーク配信型デジタルサイネージサービスであるadmint SIGNAGEを提供しています。他にもデジタルサイネージの導入支援、コンサルティングだけでなく、コンテンツの制作まで対応しております。

当社ではこれまで自動車ディーラーやホームセンター、大学教育機関など幅広く相談を受け、デジタルサイネージの手配からコンテンツ配信サービスであるadmint SIGNAGEの導入、放映するコンテンツの制作をワンストップで行ってきました

10,000台を超える導入実績を持つ当社だからこそ、お客さまの目的や用途にあったコンテンツのご提案と制作が可能です。

デジタルサイネージの導入やコンテンツ制作にお悩みがある方は、ぜひ一度当社にご相談ください!

※Adobe®、Adobe® Illustrator®、Adobe® Photoshop®、Adobe® Premiere®、Adobe® After Effects®は、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の商標です。
※PowerPoint®は米国Microsoft Corporationの登録商標です。
※Apple、Final Cut、Final Cut Proは、米国その他の国で登録された Apple Inc. の商標です。

デジタルサイネージ配信システムのよくある質問

デジタルサイネージ配信システムの価格・費用はいくらですか?

admint SIGNAGEでは、お問い合わせいただいたお客さまの設置地域・用途に合った代理店を紹介すると同時に個別にお見積もりをお送りしております。こちらのお問い合わせフォームより価格についてお問い合わせください。

サービス資料はありますか?

弊社のデジタルサイネージ配信システムの機能や導入事例等はWebサイト上に掲載していますが、詳細な資料は別途用意してございます。資料の送付をご希望のお客さまは、お問い合わせフォームより資料をご請求ください。

どんなコンテンツの配信が効果的ですか?

お客さまの業種・業態ごとにおすすめの配信コンテンツや設置場所についてサイネージの利用シーンページにて解説しています。お問い合わせフォームより詳細をお伺いできれば、よりお客さまのビジネスにあったコンテンツのご提案、ご希望の場合コンテンツの制作も弊社で対応可能です。

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